パーキンソン病は何らかの原因で黒質の神経細胞が変性し、ドパミンの産生が低下するため、アセチルコリンの作用が 相対的に優位となり、振戦、固縮、無動、および姿勢反射障害を生じる病変です。
ドパミンの量が低下するため、ドパミンから作られるノルエピネフリンも同時に低下し、すくみ足が見られるのも特徴です。
黒質、線条体を経て脊髄前角へ投射する系は、錐体外路系と呼ばれ、筋の緊張の維持と不随意運動の調節に大きくかかわっています。
振戦 |
主に手や足、あごに起こる震えで左右どちらかが強い |
固縮 |
筋の緊張が強くなり手足の動きがぎこちなくなる(歯車現象) |
無動 |
動作が遅く、鈍くなる |
姿勢反射障害 |
体のバランスがとりにくくなる |
中核的運動症状は、振戦、筋固縮、無動、および姿勢反射障害であり、4主徴と呼ばれている。
安静時振戦はパーキンソン病に特徴的な症状で、字を書く動作などでは止まるが、お金を払おうとして財布をもったりすると手が振るえる。
安静時とは、心身ともにリラックスしている状態ではなく、精神的に緊張していて体だけが止まっている場合などを指す。
筋固縮は、特に手関節や肘関節を屈折させたときにカクカクとなる歯車様固縮が特徴的であるが外観からはわからない。
無動は、受付など呼び出してからカウンターに来るまでが遅い、呼び出しに対する返事の声が小さくて効きづらいなどから判断される。
